結婚前に同棲することの善悪

結婚前に同棲することの善悪

結婚前に同棲することってどうなの？
昔は、結婚前に同棲することって悪いことだって言われていたけど、本当にそうなの？

こういうことについて、このページでは考えてみたいと思います。

つい最近までは結婚前の男女が一緒に暮らすことは良くないことだとされてきたことはご存知の通りだと思います。

ところが最近でになって結婚前には同棲してみた方が良いのではないかという考え方が出てくるようになっています。

結婚前に同棲することは悪いことだとする意見と、良いことだとする意見の両方があるわけですね。

本当は、どちらが正しいのでしょう？

単に倫理的な問題なのでしょうか？



最近では、結婚前の同棲というものはかなり認知されてきています。

この変化は、どうしておきたのでしょうか？

日本では昔（と言っても数十年前までの話ですからそれほど昔の話ではありません）は、女性からの離婚が出来なかったのに対して、男性からは一方的に離婚が出来るという時代が長く続いていました。

ところが、女性の社会的地位が向上し、女性の社会進出が進むに連れ、女性自身が男性に依存せずに、所得を得ることが出来るようになった結果、女性からの離婚も増えて、離婚するカップルがとても増えてきてしまったのです。

日本では、数分に一組の夫婦が離婚しているとも言われています。

このように離婚は非常に頻繁に起こる事態になっってしまったのです。

さてその結果、離婚はしないものだという前提が崩れてしまったわけです。

そうすると、離婚しないことを前提として結婚することが出来なくなってしまいました。



こうなってくると、とても簡単には結婚できませんよね？



さて、離婚をするとなると、女性の方が大変な場合が多いです。

結婚して姓が変わった後に離婚するとなると、たとえ子供がいなくたって女性の方が大変です。

少なくとも女性の場合は苗字が元の苗字に戻ることになりますから、免許証や通帳を始めとしたさまざまな名義変更の手続が発生したりすることになります。これだけでも男性よりも大変なことです。

また、財産分与の問題でも揉めたりします。

このようなことが離婚した場合に起こってきます。



さて一方、同棲の場合は、たとえ内縁状態で夫婦と同じような権利があったとしても、そこには法律的には結婚しているわけではありません。

そのため、別れることは離婚よりはずっと簡単に出来ます。

もちろん、雑多な手続きも必要ありません。



そして、どうやらこの風潮は、親にとってこそ、歓迎すべきもののようです。

親というものは、自分たちの子供に関しては結婚前の同棲には反対する傾向が強いのですが、他人の子供に対しては結婚前に同棲することへの反対意見は少ないように見うけられます。

考え方としては、他人様の子供が倫理的におかしくてもとやかく言う筋合いじゃあない。
しかし、我が家では倫理的にしつけてきたはずだ、といったところでしょうか？

たぶん、他所様の子供が倫理的におかしくたって、文句を言う筋合いじゃないといったところでしょうか？

大人が子供を叱らなくなったことと、符合していますね。

さて、離婚しないことを前提として結婚することが出来なくなってしまっている以上、
結婚前に男女が一緒に暮らすことは問題だという倫理観はもはや意味を持たなくなっています。

そして、結婚前の男女が一緒に暮らすこと、すなわち同棲することが、わずかでも離婚を回避することに役立つなら・・・

親にとってこそ、同棲は歓迎すべきもののようです。

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タグ：結婚前 同棲 善悪 倫理 離婚 内縁